各種専門プログラム

アルコール依存症に対する正しい知識を獲得し、酒害やアルコールに捕らわれていた心を省みることを目的としています。
アルコール依存症治療プログラムは、『アルコールのない生活』という、今までとは違う新しい生き方ができるようにする場です。

手工芸、木工などの作業やボールを用いた運動などの活動を通じて、病気により低下した機能の回復とともに、社会で⽣活していくために必要な能⼒を伸ばす療法です。
作業を通じて観察し、数値化した結果を客観的に⽰したうえで、⽣活に⽀障となる部分を⼀緒に話し合い、納得した上で治療を進めています。
入院、通院を通じて継続的に治療を受けることができます。

病状の原因や背景を解明するために、心理状態、認知の特徴、能力のバランスなどを測ります。個別に必要なテストバッテリーを組み、治療方針への情報提供、病気やご自身についての理解を深めるために、結果もお伝えしています。
発達障害や認知症の診断にも専門の検査を実施しています。

入院中に、病気や症状の知識、治療や対処方法について学習するプログラムを用意しています。
週1回60分、4回で1クールです。医師、薬剤師、看護師、公認心理師がそれぞれ担当します。

ご自身の抱えている問題や悩みについて共に考え、解決したいという気持ちにお応えするために、カウンセリング等の心理面接を行います。親子、夫婦の問題などがある場合、ご家族へのアプローチも検討します。
症状の改善を目指し、必要に応じて認知行動療法、SSTなどの技法を使うこともあります。

糖尿病、脂質異常症、高血圧などに対する食事療法の指導や、栄養に関する様々な相談をお受けしています。また、食事のコントロールに必要な食べ方のコツ、インスタント食品やお総菜の上手な利用法などを、具体的にわかりやすく指導しています。

眼球運動によってPTSDの症状を緩和する心理療法です。
トラウマ(心的外傷)の原因となった出来事を思い出しながら、治療者の指を目で左右に追っていきます。それを繰り返していくことにより、トラウマになった出来事を乗り越えていきます。
単純なことをするだけの治療法ですが、PTSDへの効果は大きいことがわかっています。当院では専門の医師が担当します。